映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』のレビュー

©映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」製作委員会 / 制作 東映アニメーション / 配給 東映

2023年11月17日公開の東映アニメーション制作によるアニメーション映画。水木しげるの漫画『ゲゲゲの鬼太郎』を原作とする劇場用作品。配給は東映。水木しげる生誕100年記念作品[1]PG12指定[2]

2018年に製作された『ゲゲゲの鬼太郎』のテレビシリーズ第6期をベースとした作品[3]

引用元:Wikipedia(ウィキペディア)

ストーリー

廃墟となっているかつての哭倉村に足を踏み入れた鬼太郎と目玉おやじ。目玉おやじは、70年前にこの村で起こった出来事を想い出していた。あの男との出会い、そして二人が立ち向かった運命について…昭和31年―日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族によって支配されていた哭倉村。帝国血液銀行に勤める水木は当主・時貞の死の弔いを建前に野心と密命を背負い、また鬼太郎の父は妻を探すために、それぞれ村へと足を踏み入れた。龍賀一族では、時貞の跡継ぎについて醜い争いが始まっていた。そんな中、村の神社にて一族の一人が惨殺される。それは恐ろしい怪奇の連鎖の始まりだった。鬼太郎の父たちの出会いと運命、圧倒的絶望の中で二人が見たものはー

レビュー

今回記念作品ということもあり作品に対してのリスペクトを感じました。

管理人はベースの第6期をほとんど視聴してはいませんでしたが十分楽しめる作品となっております。

水木先生は戦争経験者であり実体験として死の淵をさまよったといううのを読んだこともあり、登場する水木1=水木しげる先生に見えてしまいました。

人間のおぞましさや、がよく表現されています。PG12指定といううこともあり、残虐な表現などもある為中学生以下には視聴後に説明が必要か高校生以上からの視聴を勧めます。

注意:以下ネタバレを含みます。

作中のヒロインの沙代があまりにも救いがないのが辛い…演じているのが種﨑さん2なのでビジュアル+声も可愛いから余計に辛い…

沙代は水木に「一緒に東京へ連れていって」と悲願するのですが、あくまでも水木は自身の目的の為に約束を交わします。

しかしながら水木の社会的な無力さも理解できてしまう、管理人自身が憎いですね。

惨殺事件の犯人が狂骨3(きょうこつ)を使っていた沙代という事実(何故かは胸糞だけど本編観て)。

水木を前にどうしようもない状況で沙代は水木すら手にかけようとします。この時泣いているんですよね~また水木には直接手で殺そうとします。この後は悲しい結末…

元凶に向かいクライマックス

そしてタイトルの通り墓場鬼太郎のシーンへ移ります。

実際には違います。

管理人のラストの解釈としては墓場鬼太郎→妖怪side

映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」→人間side

と分岐点のように感じました。

ぜひ本編ご視聴後にコメントを頂けたらと思います。

  1. 水木役の木内さんは、監督の古賀さんから演じるにあたり資料として水木先生自身の昭和時代の経験を描いた作品等を観るよう指示されたそうです。 ↩︎
  2. 種﨑敦美:最近では『SPY×FAMILY』のアーニャや『葬送のフリーレン』のフリーレンとレギュラーが多く(個人的にはデレマスの五十嵐響子のイメージがが強いですね)。2024年には『わんだふるぷりきゅあ!』の主人公犬飼いろは役と大活躍。 ↩︎
  3. 人の怨念から生まれる妖怪で、哭倉村の湖に浮かぶ小島の窖の中を漂っている。 ↩︎

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